出産は痛いもの。しんどいもの。
そんなイメージを持っている方は多いと思います。
私自身、第一子・第二子の出産体験を書いてきましたが、読んでくださった方の中には「やっぱり怖い…」と不安が大きくなってしまった方もいるかもしれません。
でも実は、私が二度とも普通(自然)分娩を選んだのには、ちゃんと理由があります。
そしてその理由の背景には、一冊の本との出会いがありました。
この記事では
・普通(自然)分娩/無痛分娩/帝王切開の違い
・分娩方法ごとの助成や費用
・初産婦・経産婦の分娩方法の割合
・私が普通分娩を二度選んだ理由
・不安をやわらげてくれた一冊の本
について書いていきます。
どの出産方法にしたらいいか迷っている方。
痛みが怖い方。
そんな妊婦さんにこそ読んでほしい内容です。
現在の分娩方法とメリット・デメリット
出産方法にはいくつか種類がありますが、どれが良い・悪いというものではありません。
まずは全体像を知っておくことで、自分に合った選択肢が見えやすくなります。
大きくは経膣分娩と帝王切開の2つに分けられます。
経膣分娩の中には、自然分娩、計画・誘発分娩、無痛・和痛分娩の3つがあります。

それぞれのメリット・デメリットについても簡単に説明していきます。

経膣分娩(膣から出産)
いわゆる、下から産む方法です。
経膣分娩の中には、
・自然分娩
・計画・誘発分娩
・無痛・和痛分娩
のように、いくつかのスタイルがあります。
簡単に解説していきます。
【自然分娩】
麻酔や薬剤を使わず自然の陣痛を待つお産です。
メリット
・産後の回復が比較的早い
・薬を使わないため、母体・胎児への薬剤の影響がない
・陣痛の痛みを乗り越えたことで、精神的な満足感や赤ちゃんへの愛着が強まる
デメリット
・痛みを緩和する手段がないため、出産時の痛みを直に感じる
・長時間の陣痛により、体力の消耗や心身のストレスを感じることがある
・骨盤底筋へのダメージが大きい場合がある
【計画・誘発分娩】
日程を決め、陣痛促進剤などを用いて計画的に産む方法です。
メリット
・出産日が事前に決められるため、家族や仕事の予定を立てやすく、精神的な不安を軽減できる
・安全なタイミングで確実にお産を進められる
・自然分娩よりも、陣痛開始から分娩までの時間を短縮できる
デメリット
・自然な陣痛に比べて、急速に陣痛が強くなる傾向があり、痛みが急激に増すことがある
・誘発がうまくいかない場合や過強陣痛などが原因で、帝王切開に切り替わるリスクがある
【無痛分娩】
麻酔を使って、痛みをやわらげながら進めるお産です。
メリット
・痛みが大きく軽減される
・落ち着いてお産に向き合える
・母体の体力温存や産後の早い回復が期待できる
デメリット
・麻酔の副作用・合併症のリスクがある
・麻酔の影響で陣痛が弱まり、お産が進みにくくなることがある
・対応できる産院が限られる
【和痛分娩】
痛みをゼロにするのではなく、“やわらげる”イメージのお産。
メリット
・陣痛の痛みを感じながらも、痛みを約3割程度軽減できる
・リラックスして出産に臨める
・感覚は残るため「赤ちゃんを産んだ」実感が持てる
・母体の体力温存や産後の早い回復が期待できる
デメリット
・麻酔による血圧低下や頭痛などの副作用のリスク
・血圧低下、陣痛が弱まることによる分娩延長、吸引・鉗子分娩の可能性が増える
・対応できる産院が限られる
✎補足:その他の分娩スタイル(器械分娩・ソフロロジー式分娩・フリースタイル分娩)
上記のマトリックスには載せていませんが、この後の統計データや紹介する本の内容に関わるため、
・器械分娩(吸引・鉗子)
・ソフロロジー式分娩
・フリースタイル分娩
についても簡単に触れておきます。
■器械分娩(吸引・鉗子)
子宮口が全開(10cm)になり、あと少しで赤ちゃんが生まれそう!というタイミングで、
「赤ちゃんの元気がなくなってきた」
「お母さんが疲れていきめない」
という時に、吸引カップや金属の器具(鉗子)で頭を引っ張って赤ちゃんを取り出す方法です。
無痛分娩では、この医療行為の確率が上がります。
その理由は、麻酔のせいで「いきむタイミング(感覚)」が分かりにくくなり、お母さんの力だけでは赤ちゃんを押し出しにくくなるからです。特に初産婦での割合が高くなります。
すでに一度産道が通っている経産婦は、驚くほどツルンと赤ちゃんが出てくるため、自然分娩であれば器械分娩になる確率はわずか3〜5%程度しかありません。
■ソフロロジー式分娩・フリースタイル分娩
こちらも、上記のマトリックスには載せていませんが、自然分娩の中のオプション(過ごし方の工夫)のようなものです。
産院の中には、これらの方式を取り入れているところもあります。
それぞれについてのメリット・デメリットを紹介します。
《ソフロロジー式分娩》
呼吸法・イメージトレーニング・音楽を使って、心と体をリラックスさせながら出産する方法。
陣痛を「赤ちゃんに会うためのエネルギー」と捉えるのが特徴です。
※この考え方は、後ほど紹介する本の内容とも深くつながっています。
メリット
・恐怖心や不安を和らぎ、痛みを受け入れやすくなる
・呼吸が整い、赤ちゃんに酸素が届きやすい
・体の緊張が減り、会陰の負担が軽くなることも
・産後の回復が早いという声も
デメリット
・イメージトレーニングが苦手な人には向かない
・本番の痛みで呼吸法ができないことも
・個人差が大きい
《フリースタイル分娩》
陣痛〜出産までの姿勢を、仰向けに固定せず、自由に選べる分娩方法。
四つん這い、横向き、立ち会い、座位など、 自分が一番楽な姿勢で産めるのが特徴です。
メリット
・痛みが軽減しやすい(重力を使える)
・いきみやすい姿勢を選べる
・会陰への負担が少ないと言われる
・自然な動きでお産が進みやすい
デメリット
・産院によって対応できる姿勢が限られる
・医療介助が必要な場合は姿勢が制限される
・初産婦は姿勢選びに迷うことも
帝王切開
いわゆる、お腹を切って赤ちゃんを取り出す方法です。
事前に日程を決めている予定帝王切開と、状況に応じて判断する緊急帝王切開の2つがあります。
【予定帝王切開】
逆子や双子、前回帝王切開だった場合など、開腹手術により計画的に赤ちゃんを迎える方法。
メリット
・計画的に進められるので予定が立てやすい
・陣痛の痛みがない
デメリット
・腹部切開に伴う出血や痛み、産後の回復に時間がかかる
・お腹に傷が残る
・入院期間が長くなる(一般的に7~10日)
【緊急帝王切開】
分娩中に母体や赤ちゃんの生命に危険が及んだ際、迅速に赤ちゃんを救い出すために行われる手術。
メリット
・速やかに赤ちゃんを誕生させることで、生命の危険や後遺症のリスクを最小限に抑えられる
・微弱陣痛などでお産が長引いたりしている場合、手術に切り替えることで陣痛の苦痛を終わらせることができる
●デメリット
・急な予定変更により「下から産みたかった」という思いや、心の準備ができないまま手術になることへの不安を感じることがある
・腹部切開に伴う出血や痛み、産後の回復に時間がかかる
・お腹に傷が残る
・入院期間が長くなる(一般的に7~10日)
それぞれの出産費用と助成について
分娩方法によって費用は大きく異なります。
自己負担分の相場としては
無痛分娩>和痛分娩>普通分娩>帝王切開
となるのが一般的です。
(誘発分娩の場合は、状況により無痛分娩以上の費用がかかる場合もあります。)
「帝王切開は費用が高そう…」
と思われがちですが、 実は制度を使うと、普通分娩より自己負担が大幅に少なくなることもあります。

産院によっても価格設定は様々なので、気になっている産院があれば、HPなどで費用感をしっかりチェックすることをお勧めします!
まずは出産に関する助成制度を理解いただいてから、分娩方法ごとの費用の目安と自己負担額についてざっくり説明していきます。
現在の出産に関する助成
出産一時金(子ども一人当たり50万円)
国の出産一時金として、一人当たり50万(双子100万、三つ子150万)の助成があります。
これを超えた分の金額が自己負担分となります。
基本的には、この2つに該当すれば誰でも対象になります。
・健康保険に加入している、または、その被扶養者になっている方
・妊娠4ヶ月(85日)以上で出産した方
詳しくは、厚生労働省のHPをご覧ください☟https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/shussan/index.html
※なお、帝王切開の場合は、高額療養費制度との併用も可能です。
高額療養費制度とは?
自己負担限度額を超えた場合、その超額が払い戻される公的医療保険制度。
上限額は年齢や所得により異なり、保険適用外の費用(差額ベッド代や食事代など)は対象外。
無痛分娩費用の助成(最大10万円)※条件に合致すれば和痛分娩も対象
東京都においては、2025年10月以降に出産した方から、無痛分娩に対して最大10万円の助成がスタートしています。
対象となるには、一定の条件を満たす必要があるので、詳しくは東京都のHPをご参照ください☟https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/shussan/mutsubunben/subsidy
医療費控除(一定額を超えた医療費は確定申告で控除対象になる)
出産にかかる費用(妊婦健診や分娩・入院費)について、自己負担分は原則として医療費控除の対象になります。
ただし、受け取った出産育児一時金などの給付金を差し引いて計算する必要があり、実際に支払った額が年間10万円(または総所得の5%)を超えた場合に、還付申告が可能です。
なお、出産費用の中でも、対象となるもの、ならないものがあるのでご注意を☟
○対象になるもの
妊婦健診の費用、分べん費、入院費(食事代含む)、通院のための公共交通機関の運賃、
陣痛時のタクシー代(通常の交通手段が困難な場合)
✖対象にならないもの
里帰り出産の帰省費、入院時のパジャマ・日用品費、
病院の個室差額ベッド代(※治療上の理由を除く)、赤ちゃんの健診費用など
将来的には出産費用無償化になる動きも
まだ先の話になりますが、出産費用無償化についての動きもあります。
政府は早ければ2027年度中の実施を目指して関連法案の整備や調整を進めているようです。
分娩費用を全国共通の基準で保険適用し、窓口負担を実質的にゼロにする方針です。
ただし、施行後も病院側の準備期間が必要となるため、「すべての病院で一斉に無料になる」わけではありません。当面の間は、従来の制度と新しい制度のどちらを適用するかは病院によって異なるようです。

出産費用が無償化になるなんて、本当に羨ましい!
私の時にも実現していてほしかった…!
各分娩方法による大まかな費用
上記の助成を活用した場合のそれぞれの費用について見ていきましょう。
【自然分娩】
・40〜60万円
・保険適用なし
⇒0~10万円ほどが自己負担。

ちなみに、私の場合は産院がすべて個室だったこと、食事がめちゃくちゃおいしかったこともあり、二人目の時の自己負担は約18万円でした。
私が出産した産院は、出産一時金が42万円から50万円に上がったタイミングで、分娩費用も値上がりしていました。
自然分娩にしては高い設定の産院ですが、クオリティを考えると納得です。
分娩費用は産院によってかなり差があるかと思います。
【計画分娩・誘発分娩】
・約50万円〜80万円 (自然分娩の料金 + 処置・日数分が加算)
・保険適用なし
⇒0~30万円ほどが自己負担。
誘発分娩になると、陣痛促進剤などの薬剤費、子宮口を開くための器具(バルーンなど)の費用、前日入院などによる入院日数の追加分が含まれるため、入院費用が高くなります。

ちなみに私の場合、一人目の時は誘発分娩でした。
出産まで1日半かかったこと、子宮口を開く処置をしたこともあり、自己負担は約16万円でした。
【無痛分娩】
・約60〜70万円
・保険適用なし
⇒10〜20万円が自己負担
※東京都にお住まいで条件に合致する方は、さらに最大10万円の助成あり
【和痛分娩】
・約50〜65万円
・保険適用なし
⇒0~15万円が自己負担。無痛ほど高額にはならない傾向。
※東京都にお住まいで条件に合致する方は、さらに最大10万円の助成あり
【帝王切開】
・15〜30万円(3割負担の額)
・保険適用あり
⇒一時金+高額療養費で自己負担額が大幅に軽減されます。
場合によっては、手元に数十万円戻ることも。

産院の料金設定、分娩中の処置内容、入院期間、部屋のクオリティによっても大きく異なりそうですね。
分娩方法の統計データ(初産婦・経産婦・全妊婦別)
分娩方法の種類と費用について理解したところで、次にそれぞれの分娩方法がどのくらいの割合で選ばれているのか見ていきましょう。
下記の表は、厚生労働省の検討会資料や日本産婦人科医会の2024〜2025年公表データをもとに、「初産婦」「経産婦」「全妊婦」別で分娩方法の割合を示したものです。


みんな無痛分娩を選ぶのかな?と思っていましたが、実際は自然分娩が最も主流なんですね!
初産婦・経産婦では分娩方法の選択はどう変わる?
■初産婦の場合
初めてのお産に対する恐怖心を和らげるため、
産後の育児(ワンオペ育児への備えなど)に向けて体力を温存するためという理由から、
経産婦と比べて「無痛分娩」を希望する傾向が強いです。
■経産婦の場合
「上の子の預け先をどうするか」
「夫の仕事の休みをどこで取るか」
という育児環境の課題が発生します。
その解決策として、経産婦では、約40〜45%があらかじめ出産日をコントロールできる計画分娩を選んでいます。
この計画分娩の中には、誘発分娩だけでなく、計画無痛分娩、予定帝王切開も含まれます。
40~45%の内訳は以下の通りです。
・計画誘発分娩: 約20〜25%
・計画無痛(和痛)分娩 :約5%
・予定帝王切開: 約15%

確かに、計画的に産めたらバタバタしなかったかもなぁ。
当時の私は全くの無計画でした(笑)
また、経産婦の分娩方法は、それ以前の出産方法にも大きく影響されます。
■以前のお産が自然(経腟)分娩だった場合
・第二子も原則として経腟分娩(自然・無痛・計画分娩)を選ぶケースが多い。
・初産に比べ産道が柔らかくなっているため、スムーズな進行が期待できる。
■以前のお産が帝王切開だった場合
・第二子も「予定帝王切開」となるケースが一般的
(一度子宮を切開しているため、経腟分娩を試みると陣痛時に子宮破裂のリスクが生じるため)。
・条件(前回の切開方法、骨盤の広さ、医療機関の体制など)を満たせば、帝王切開後の経腟分娩に挑戦できる場合もあるが、安全性を考慮し予定帝王切開を選ぶ割合が極めて高い。
アラフォーの私が二度も普通分娩を選んだ理由
一人目:普通分娩を経験してみたいという興味本位から
初めてのお産は、わからないことだらけでした。
でも、

「鼻からスイカと聞くけれど、どのくらい痛いのかな?」
「自然なお産を一度は経験してみたいな」
そんな気持ちがありました。
実際、無痛も気にはなっていました。
初めから最後まで全く痛くなかったという人も稀にいますが、途中まで陣痛の痛みに耐えなくてはならないという話も耳にしていたり、無痛の予定が、休日や深夜に陣痛が来てしまい、麻酔科医がいなかったため、結局普通分娩になったという友人もいました。

だったら、無痛に期待せず、最初から自然分娩のつもりで覚悟を決めよう!!
とも思ったからです。
二人目:同じ産院で産みたい気持ちが大きかった
一人目を産んだ産院がとても良く、信頼できたことが決め手でした。

ご飯も最高においしかったんです。
大変だったけれど、すごく幸せな入院期間でした!!
退院するときに、ナースステーションで号泣したほどです(笑)
「ここならまた頑張れる」
そう思えたことが、普通分娩を選んだ理由でした。
あとは、よく言われることですが、時間が経つと、その時の痛みは忘れるものです。
細かく言うと、忘れていたわけではありませんが、一度乗り越えられたから、次も大丈夫だろうという謎の自信があったのかもしれません。
今思えば、年も年だし、無痛にしておけばもう少し楽だったのかな、とも思いますが、当時私の産院は無痛分娩には対応していなかったのです。
わざわざ初めての産院に時間をかけて通ってまで、無痛にしたいという気持ちはありませんでした。
普通分娩への不安をやわらげてくれた一冊の本~世界で一番幸せなお産をしよう~
興味本位で一人目の時は自然分娩を選んだ私ですが、もちろん、怖さや不安もありました。
そんな時、友人から
『世界で一番幸せなお産をしよう!あなたのお産を楽しく変える魔法のことば50』
という本をいただきました。
この本との出会いが、私のお産への向き合い方を大きく変えてくれました。

\私の心を軽くしてくれた一冊/
・ソフロロジー式分娩の考え方がわかる
・お産が怖い人に寄り添う内容
・読みやすくて、妊婦さんに人気
☟気になる方は、こちらから内容をチェックしてみてください☟
この本の大まかな内容
この本(著:藤原紹生院長/フジハラレディースクリニック/2014年発行)は、ソフロロジー式分娩を取り入れている産院の院長先生が書かれたもので、“お産は本来、とても幸せな体験である”というメッセージが冒頭から流れています。
現代では“痛い・怖い”というイメージが強いけれど、 それはテレビや周囲の体験談などによって作られた“思い込み”であり、 本来のお産はもっと自然で、赤ちゃんとお母さんが力を合わせる とても美しいプロセスだと伝えています。
また、
女性の体は本来お産ができるようにできていること、
幸せなお産は特別な人だけのものではなく、 誰でも心の準備次第で迎えられる
という希望が語られています。

この冒頭のメッセージだけでも、 「お産って怖いものじゃないのかもしれない」 と、心がふっと軽くなったのを覚えています。
実際に楽しみながら出産したお母さんたちの事例や、出産が楽しみになる“魔法のことば“もたくさん綴られています。
私のように本が苦手な人でも、読みやすい内容でした。
一番心に残ったメッセージ
本の全体像をつかんだところで、私が特に心に残ったメッセージを紹介します。
それは、
「お母さんはひとりで痛みに向き合っているのではなく、赤ちゃんと一緒に頑張っている」
というメッセージです。

この考え方に触れた瞬間、
“私だけが痛いわけじゃない。赤ちゃんも一緒に頑張っているんだ”と知って
なんだか温かい気持ちになりました。
気に入ったページには付箋を付けて、読み返せるようにしています。
この本に出会えたことで、一人目の出産はさほど苦しまずに乗り越えられました。
そのイメージがあったので、二人目も大丈夫という自信につながったのだと思います。
本を読んだ上での出産はどうだったのか?アラフォーのリアル体験談。
一人目の時~呼吸に全集中!痛いという言葉はあまり言わなかった~
一人目は誘発分娩で、陣痛が来るまでに丸一日かかりました。
余裕がある時に、入院中にこの本を持ち込んで、自分が付箋をつけたページを繰り返し読んでいました。
実際、促進剤が効いて、急に5分間隔くらいの痛みが出始めてからは、必死過ぎて、本の内容も吹っ飛んでしまいましたが(笑)
私の場合、腰と尾てい骨に強い痛みが走りました。
3分おきの陣痛になってくると、話す余裕もなく、ひたすら深呼吸をして痛みを逃していました。
【痛い、痛い!と言うと、より痛くなってしまう】
【痛みがあるのは、赤ちゃんが出てこようとしている証拠】
本にそう書かれていたことだけはしっかり覚えていて、立ち合っている夫も痛くなってしまわないように、なるべく「痛い」という言葉は発しないようにしていました。
唯一、「痛い」と言ってしまったのは、
陣痛に耐えているとき、いつもの痛みに加えてお腹がえぐられるようなトリプルパンチの痛みを感じ時。

その時ばかりはさすがに、『いたたたたたた~~~~~』と言ってしまいました💦
おそらくこの時、赤ちゃんがグッと降りてきたのだと思います。
その後、破水し、一気に子宮口が開いたことで、あれよあれよと進んだのでした。
二人目の時~独自の痛み逃しを考案!陣痛が来ると「いいよいいよ~」と言う余裕も~
二人目は、予定日より11日早いタイミングで、陣痛が始まりました。
この時、友人からもらった本は、同じタイミングで出産を控えていた姉に貸していたので、一人目の時みたいに産院に持参はできず。
しかし、「痛み=赤ちゃんが頑張っているサイン」であるということは、頭の片隅にありました。
本には【お母さんと赤ちゃんは痛みを共有している】と書かれたページがあります。
【お母さんは一人で痛みと向き合っているのではなく、赤ちゃんと一緒に向き合っているのです】と。
二人目では立ち合いができなかったので、陣痛室では基本的に一人でした。
一見、一人で戦っているように思えますが、一人ではなく、

“赤ちゃんも一緒に頑張ってくれている”
そう思うと、とても心強かったです。
腰と尾てい骨の痛みが徐々に大きくなっていきましたが、今回は独自の痛み逃しを考案。
足の踵と踵を合わせて股関節を開き、横にゆらゆら揺れながら尾てい骨に刺激を与えると、陣痛の痛みが和らぐ気がしました。
子宮口5,6センチくらいの時はまだ耐えられる余裕があり、強い陣痛が来ると、
「いいよいいよ~その調子だよ~~」と、赤ちゃんの頑張りを褒めたたえていました。
しかし、さすがに子宮口全開の手前までくると、そう思える余裕もなくなり。
一人ベッドで「痛い~~っっ」と悶絶しながら、ナースコールを押して助けを求めたのでした。
実際、一人目の時も二人目の時も、痛かったことは確かです。
しかし、この本を読んでいたおかげで、通常よりも平常心で乗り切れたように思います。

“病は気から”という言葉がありますが、
“お産も気から”だと、この本に教えていただきました。
まとめ~出産は一人ひとり違う~
親族や友人たちの出産を見ても、本当に“お産は人それぞれ”です。
・あっという間に生まれた人
・長時間がんばった人
・無痛にしてよかった人
・普通分娩でよかった人
・帝王切開で命を守られた人
どれも立派で、どれも尊い。
10か月もの間、お母さんから栄養をもらいながら、一生懸命育ってきた赤ちゃん。
そして、悪阻をはじめ、いろいろなマイナートラブルを経て、10か月間大切にお腹の中で命を育んできたお母さん。
産まれ方の違いはあれど、この世に産まれてきたことには変わりありません。
どんなお産であれ、赤ちゃんとお母さんが一緒に頑張った結果です。
出産は、確かに痛むものです。
でもそれは赤ちゃんに会うための大切なプロセス。
この記事が、
「不安なお産」から
「少し楽しみなお産」へ
気持ちがふわっと軽くなるきっかけになれば嬉しいです。

あなたのお産が、少しでも安心して迎えられるものになりますように…☆彡
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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